設定パラメータ一覧
セットアップ時に自動的に生成される VirtualLens Settings コンポーネントには様々なパラメータが存在します。 これらのパラメータを変更して再適用することでVirtualLens2の挙動をある程度カスタマイズすることができます。
基本設定 (General)
ビルドモード (Build Mode)
VirtualLens2のセットアップを非破壊編集を用いるか破壊的編集を用いるかを選択します。
アバター (Avatar)
セットアップ対象となるアバターを設定します。VRCAvatarDescriptorコンポーネントを持ち、Humanoidアバターとしてセットアップされている必要があります。 非破壊ワークフローを用いている場合はその VirtualLens Settings コンポーネントを持つオブジェクトを含んでいるアバターがセットアップ対象となります。
カメラメッシュに関する設定 (Camera Object)
カメラメッシュの設定 (Root Object, Non-Preview Root)
VirtualLens2利用時に手元に表示されるカメラオブジェクトについての設定を行います。詳細はカメラモデルの差し替えをご参照ください。
自動設定 (Auto Placement)
カメラメッシュの自動配置を再実行します。配置のリセットやカメラモデルを後から差し替える場合などに利用することができます。
マーカーオブジェクト (Marker Objects)
いくつかの機能で位置や向きの基準として使用されるオブジェクトを選択します。 必要に応じてこれらのオブジェクトの位置などを調整することで関連する挙動をカスタマイズすることができます。
スクリーン操作オブジェクト (Screen Touchers)
タッチスクリーンとの当たり判定に用いられるオブジェクトです。通常はカメラを持っていない方の手の人差し指の先に配置されます。
ドローンコントローラー (Drone Controller)
ドローンモード利用時に速度を制御するためのコントローラを表示する位置を示すオブジェクトです。 通常はカメラを持っていない方の手の手のひら付近に配置されます。
再配置時の原点 (Reposition Origin)
再配置モード利用時に再配置前の点に対応する位置を示すオブジェクトです。 通常は胸の少し前に配置されます。
自撮りマーカー (Selfie Markers)
自撮りAF利用時にピントを合わせる点を表すオブジェクトです。 通常は各目の瞳付近に配置されます。
連続値パラメータに関する設定
焦点距離 (Focal Length)
焦点距離の上限・下限・デフォルト値をフルサイズセンサ (35mm版) 換算の値で設定します。
Min Focal Length [mm] | 焦点距離の下限値を設定します。 |
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Max Focal Length [mm] | 焦点距離の上限値を設定します。 |
Default Focal Length [mm] | 焦点距離のデフォルト値を設定します。 |
Sync Parameter for Remote | 焦点距離パラメータをリモートプレイヤーにも同期するようにします。 |
絞り (Aperture)
被写界深度シミュレーションの実装の有無と、開口部の大きさの上限・下限・デフォルト値をF値を用いて設定します。
Enable DoF Simulation | 被写界深度シミュレーションを実装するかどうかを設定します。 |
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Min F Number | F値の下限値 (=開放絞り値) を設定します。 |
Max F Number | F値の上限値を設定します。 |
Default F Number | デフォルトのF値を設定します。Max F Number と等しい場合被写界深度シミュレーションが無効な状態を表します。 |
Sync Parameter for Remote | F値パラメータをリモートプレイヤーにも同期するようにします。 |
マニュアルフォーカス (Manual Focusing)
マニュアルフォーカス機能の実装の有無と、フォーカス可能な距離の範囲をメートル単位で設定します。
Enable Manual Focusing | マニュアルフォーカス機能を実装するかどうかを設定します。 |
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Min Focus Distance [m] | マニュアルフォーカス機能利用時の最短撮影距離を設定します。 |
Max Focus Distance [m] | マニュアルフォーカス機能利用時の最長撮影距離を設定します。 |
Sync Parameter for Remote | マニュアルフォーカス時のフォーカス距離をリモートプレイヤーにも同期するようにします。 |
露出補正 (Exposure Compensation)
露出補正機能の実装の有無と、補正値の範囲・デフォルト値を設定します。
Enable Exposure Compensation | 露出補正機能を実装するかどうかを設定します。 |
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Exposure Range [EV] | 露出補正値の範囲を設定します。 |
Default Exposure [EV] | デフォルトの露出補正値を設定します。 |
Sync Parameter for Remote | 露出補正値をリモートプレイヤーにも同期するようにします。 |
ドローン機能 (Drone)
ドローン機能の実装の有無と速度などのパラメータを設定します。
Enable Drone | ドローン機能を実装するかどうかを設定します。 |
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Speed Scale | ドローンの速度を調整します。1秒あたりの移動量がコントローラへの入力量にこの値を乗じた量となります。 |
Dead Zone of Speed Controller | コントローラから入力された速度を0とみなす範囲の半径をメートル単位で設定します。 |
Yaw Speed Scale | 2D Puppet の左右方向入力による回転の速度を設定します。目一杯入力した場合の1秒あたりの角度変化がこの値となります。 |
Enable Quick Turn | クイックターン機能を有効化するかどうかを設定します。 |
Enable Zoom Control | 2D Puppet の上下方向入力によるズーム制御を有効化するかどうかを設定します。 |
クリッピング平面 (Clipping Planes)
VirtualLens2が撮影に使用するカメラが写す範囲を設定します。
外部オブジェクトの制御
連動オブジェクト (Optional Objects)
VirtualLens2の有効・無効に連動して有効化・無効化されるオブジェクトを設定します。 チェックが有効な場合はVirtualLens2が有効な時に有効化・無効な時に無効化され、チェックが無効な場合はその逆となります。
非表示化可能オブジェクト (Hideable Meshes)
メッシュの非表示化機能で表示を制御可能なオブジェクトを設定します。 機能が有効な場合、設定したオブジェクトに含まれるMeshRendererもしくはSkinnedMeshRendererコンポーネントの有効・無効が制御されます。
プリセットの呼び出し (Quick Calls)
プリセット機能で呼び出し可能な設定を最大8個まで設定します。 焦点距離・絞り・露出補正のうちチェックされた項目のみを指定された値で更新します。
プレビュー画面の設定 (Display Settings)
デフォルト設定の変更 (Grid, Information, Level, Peaking)
デフォルト状態でプレビュー画面に表示する項目を設定します。 各項目とその値はプレビュー画面の情報表示設定に用いるものとそれぞれ対応しています。
カスタムグリッドの設定 (Custom Grids)
グリッドの代わりに使用できる画像を最大4つまで登録することができます。
画像は以下の要件を満たしていることが推奨されます。サンプルデータ (VirtualLens2/Textures/CustomGrid_Example.png
) のインポート設定もあわせてご参照ください。
- アルファチャンネルに不透明度を持つ (
Alpha is Transparency
の有効化) - 解像度は 1280x720
- 2べきへの自動リサイズを行わない (
Non-Power of 2
の無効化) - Mip map を生成しない (
Generate Mip Maps
の無効化)
オートフォーカス設定 (Default Auto Focus Settings)
デフォルト状態のオートフォーカス設定を変更します。 各項目とその値はオートフォーカスモードおよびオートフォーカスのパラメータの設定に用いるものとそれぞれ対応しています。
画像処理アルゴリズムの設定 (Algorithm Settings)
被写界深度シミュレーションのパラメータなど画質と負荷に関する設定を行います。
Enable 4K Capturing | チェックが有効な場合4K撮影機能を有効化します。 |
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Max Blurriness | 被写界深度シミュレーションによるボケの径の最大値を設定します。 |
MSAA Samples | MSAAサンプル数を設定します。大きくするとポリゴンのエッジが滑らかになる代わりに負荷が大きくなります。 |
Post Antialiasing | 後処理として適用するアンチエイリアシングに使用するアルゴリズムを選択します。 |
Realtime Post Antialiasing | 4K撮影モード有効な場合のプレビュー画面描画に使用するアンチエイリアシングアルゴリズムを選択します。 |
その他の設定 (Advanced Settings)
Artifacts Folder | (破壊的セットアップのみ)セットアップ時に自動生成されるファイルの保存先フォルダを指定します。無指定の場合は自動的にフォルダが生成されます。 |
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Clear Artifacts Folder | (破壊的セットアップのみ)チェックを有効化するとセットアップ時に Artifacts Folder の中身を一旦全削除します。 |
Thickness of Touch Screen | プレビュー画面の接触判定の厚みを調整します。大きい値を指定すると判定範囲が厚くなります。 |
Enable Write Defaults | チェックを有効化すると自動生成される Animator State の Write Defaults が有効化されます。 |
Depth Enabler | デフォルト状態で深度テクスチャの有効化を行うかどうかを設定します。 |
External Pose Source | 外部ポーズ入力機能を使用する場合に参照されるオブジェクトを設定します。 |
Remote Only Mode | (非破壊セットアップのみ)撮影機能などの実装を省き他プレイヤーからアバターを表示するときに必要な機能のみをセットアップします。 |
Modular Avatar に関する設定 (Modular Avatar Integration)
破壊的セットアップを利用しつつプロジェクトに Modular Avatar がインポートされている場合にのみ表示されます。 詳細は Modular Avatar との連携 (Legacy) もご参照ください。
Enable Modular Avatar Integration | チェックを有効化するとアバターへの変更の反映に Modular Avatar を利用します。 |
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