よくある質問

VirtualLens2に関するよくある質問とその回答です。

はじめに

まず更新履歴やBoothのダウンロードページからアップデートが配信されていないかご確認ください。 VirtualLens2の不具合やVRChatの仕様変更に起因する症状の場合、アップデートによってすでに修正されている場合があります。

セットアップ関連

導入後にアバターの表情やギミックが壊れた

ほとんどの場合は Write Defaults の設定に起因するものです。 VirtualLens Settings の Advanced Settings 内にある Enable Write Defaults の設定を適切に変更して再適用してください。 Write Defaults についての詳細はVRChat公式ドキュメントRyubanさんの Avatars 3.0 の導入が参考になるかと思います。

VirtualLens2ではセットアップ実行時に既存のFXレイヤー用 Animator Controller を参照して自動的にそれと合わせるように設定を試みますが、以下のようなケースでは判別に失敗してしまうため手動で調整する必要があります。

  • セットアップ実行後に設定を変更した
  • セットアップ実行時に Write Defaults 設定が混在していた

メニュー項目のインストール先を変えたい

非破壊セットアップを利用している場合 VirtualLens Settings コンポーネントを持っているオブジェクトに “MA Menu Installer” コンポーネントを追加するとその設定に沿ってメニュー項目を追加するようになります。追加したコンポーネントの “Install To” パラメータを適切に設定することでメニュー項目のインストール先を変更することができます。

操作関連

ドローンモードにするとカメラがどこかに飛んでいく

VirtualLens2のドローン機能はカメラを持っていない方の手の位置で制御します。 そのため、制御に使用する方の手を不用意に動かすとドローンが意図しない向き・速度で飛んでいってしまいます。 ドローンモードに移行する時は両手を軽く前に出した状態でメニューを操作するようにしてみてください。

その他

ドローン機能利用時に他の人からカメラが見えるようにしたい

現時点ではVRChatの制約上カメラの位置を正しく同期することが難しいため、意図的に他の人からは見えないように設定しています。

パフォーマンスランクが下がるのをどうにかしたい

現在のパフォーマンスランクの算出方法ではローカルでしか使用されないオブジェクトであってもカウントされてしまうため、VirtualLens2のような複雑なローカルギミックは実態よりも悪い値となりがちです。 実際には他の人から見た場合はほとんどのオブジェクトは一度も有効化されずパフォーマンスランクから考えられるほどの負荷はかからない場合がほとんどとなるため、現時点ではひとまず無視してください。 もし今後VRChatの仕様が変化してローカルオブジェクトを正しく扱えるようになれば、その時に対応するアップデートを行います。

参考: [FEEDBACK] Mark local objects explicitly and exclude them from performance rank calculation

一部のワールドで正しく描画されないことがある

ワールドで使用されているポストプロセス設定やエフェクトとして機能するようなシェーダーなどの影響で正しく被写界深度シミュレーションが機能しなくなったりエフェクトの効果が得られなかったりすることがあります。 可能な限り正しく動作するよう修正を重ねていますが技術的な制約から対応できていないものも存在しており、現時点では以下の機能と組み合わせた場合に描画に問題が生じることがわかっています。

VirtualLens2 利用時に致命的な悪影響を及ぼしうるもの

  • ポストプロセス: Depth Of Field
    • 撮影された映像が全体的にボケたものとなることがあります。
  • 微弱な Directional Light を追加することで大きな影響を受けるオブジェクト
    • VirtualLens2 を出したときにライトが有効化されるため、それによって見た目が大きく変化することがあります。
    • ユーザー側で深度テクスチャの生成を一時的に無効化することで迂回できる場合もあります。

VirtualLens2 利用時にほとんど効果が得られなくなるもの

  • ポストプロセス: Ambient Occlusion
  • ポストプロセス: Motion Blur

うまくいかない・よくわからないときは

Boothのメッセージ機能かTwitterのDMにてご連絡ください。多くの場合画像のやり取りが発生するため、TwitterのDMでのご連絡を推奨します。 このとき、以下の情報を添付いただけるとやり取りがスムーズに進みます。

  • Apply ボタンを押したときに Console に出力されたエラーの有無とその内容
  • VirtualLensSettings のスクリーンショット
  • VRC_AvatarDescriptor のスクリーンショット
  • VRChat 内の AV3 Debug 画面のスクリーンショット(Puppet Menu → Options → Config → Debug で表示させることができます)