フォーカス制御
オートフォーカスモード
VirtualLens2には3種類のオートフォーカスが実装されています。
一点AF (Point AF)
プレビュー画面上に表示されるカーソルに写っている点にピントが合うようにフォーカスを調整します。 このカーソルはカメラを持っていない方の手の人差し指でプレビュー画面に触れることで動かすことができます。
顔検出AF (Face AF)
現在写っている画像からアバターの顔もしくは瞳を検出してその点にピントを合わせます。 複数の顔が写っている場合、プレビュー画面に人差し指で触れることでどの顔にピントを合わせるかを設定することができます。
自撮りAF (Selfie AF)
撮影者自身の瞳にピントが合うようにフォーカスを調整します。 顔検出AFと比べて軽量かつ安定して動作するため、他のプレイヤーを対象とする必要がない場合はこちらを利用することを推奨します。
オートフォーカスのパラメータ
顔検出による追跡対象切り替えの速度
顔検出AF利用時に追跡中の顔の検出に失敗した場合、最後に検出された点から近くにある顔を探し追跡対象を切り替えようとします。 このパラメータは新たな追跡対象となる顔を探索する際にその範囲を広げる速度を調整します。
速度を上げると被写体の入れ替わりが激しい場面でどこにもピントが合っていない時間を抑えることができる代わりに、顔検出が不安定な場合に意図せず別の人にピントが合ってしまうような問題が発生しやすくなります。 逆に速度を下げると顔検出が不安定でもピント合わせが安定する代わりに自動での被写体切り替えが働くまで時間がかかるようになります。
フォーカス調整速度
オートフォーカスによってピントを合わせる点が動かされる際の速度を調整します。 この速度を遅くするとフォーカス平面までの距離が時間をかけて緩やかに変化するようになります。
マニュアルフォーカス
マニュアルフォーカス時にピントを合わせる面までの距離を設定します。 設定可能な範囲はセットアップ時に “Min Focus Distance” と “Max Focus Distance” によって設定することができます。 このパラメータが0%のときはオートフォーカスが使用されます。